7月18日(木)


曇り。天は高い。夜8時ごろから、土砂降り。
●疲れ具合の基準を自分なりに作る。自分では気づかないような肩こりは、疲れの前兆。
●オリエンタル百合、どの花屋にもたくさん入荷。

 名物のどらやきをもらう
多摩川の夏を上れば下丸子        正子
にら洗う夏井のごとき冷たき水      正子
茶碗洗う夏井のごとき水たのし      正子
水打って路地にあまたの白き花      正子
水打って緑の奥に人住めり        正子
片隅に白百合を売りいよよ盛夏      正子
帚木の丸き緑の幼な苗          正子
ポーチュラカ咲き初めはやも色いろいろ  正子
夏雲や朝より干し衣はためかす      正子
夏山の緑もちたり向こう山        正子

7月17日(水)


晴れ、久しぶり。満月。

今日から蒸し暑くなる予報。一週間ほど前にも暑くなる予報だったが、そうではなかった。

●胡瓜、茄子が長梅雨で不作らしい。漬物屋に胡瓜が入荷しないというニュース。

●だいたい、一日おきに夜、眠れなくなる。そうは言っても朝方急に眠くなって熟睡。

夏の月昇れば満ちて赤みおぶ     正子
夏雲にさえずり高き鳥のいし     正子
夏山の緑湧きたり空曇る       正子
夏の月バーを覗けば視線浴ぶ     正子
乱切りの西瓜に種の散るまばら    正子
夏霧に向こうの街の青信号      正子
朴葉焼きにせよと中元送られ来    正子
夏の日の強さを歩く生かされて    正子
夏鶯通勤時刻遠に過ぎ        正子
ズッキーニの緑のつやよ梅雨長し   正子

7月16日(火)


朝より、細い雨。降るともなく降る。

夏菊を桶にあふらせ供花を売る   正子
釈迦仏に竜胆をはやも立ててあり  正子
竜胆の供花に薄日のとどきたり   正子
釈迦仏の石とはいえど梅雨が沁み  正子
雨だれの石を穿てり梅雨の寺    正子
マーケット一番広く桃を売る    正子
雨寒し茄子田楽の味噌たっぷり   正子
茄子むらさき水道水をよく弾き   正子
太陽の光散りたり梅雨曇り     正子
草原にぎす鳴くどちら向いて鳴く  正子

7月15日(月)海の日・新盆


曇り、時々晴れ。今日も涼しい。

●7月月例ネット句会入賞発表を済ませる。
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d/

●7月ネット句会投句
28.蓮の実の真青に雨の降りいたり 正子
蓮の花が散り、瑞々しい青い実をつけた蓮池。静かに雨が蓮の葉を濡らし、実を濡らして青さを深めていきます。日本画を見るようです。(柳原美知子)

29.電線に尾長よく鳴き梅雨夕焼 正子
30.山鳩の声は夏山より出でず  正子

●サッカー生地の寝具が生協より届く。クレープ(日本なら縮)、リップル。サッカーとリップルは子供のころよく着た。木綿のワンピースだ。

海の日の晴れてきたるも歓喜なり   正子
降るともなく降りて明るき梅雨の街  正子
葉桜の大枝折れて地に生き生き    正子
鳥籠のごとき傘行く梅雨の街     正子
コカ・コーラ梅雨明け近き冷蔵庫に  正子
水茄子の淡きみどりがよく漬かり   正子
新じゃが芋三つ葉と揚げて二人の菜  正子
水の中の街のごとしや明るき梅雨   正子
アフリカのグレープフルーツ涼しかり 正子
梅雨灯昼間も木立の中につき     正子

7月月例ネット句会/入賞発表

■2019年7月月例ネット句会■
■入賞発表/2019年7月15日

【金賞】
★蓮池に雲間の空の青ひろげ/柳原美知子
蓮池の葉の隙間に空が映っている。その空は、青空に小さな雲が浮かんでいて、雲が流れて次第に青い空がひろがる。それが、モネの睡蓮の画のようになる。睡蓮画を見ているようだ。(高橋正子)

【銀賞/2句】
★雨宿りしているトンボ朝に会う/祝恵子
トンボも雨宿りをする。雨を避けて、葉陰か、杭のようなところに止まっているのだろう。翅には、雨がかかり透明感が増している。そんなトンボに朝出会った。朝出会ったことで、トンボへの愛おしさ、またすがすがしさを感じた。(高橋正子)

★語り合う友とのひととき冷奴/高橋秀之
一杯飲みながら、友と語り合うとき、手元にあるのが冷奴。冷奴は、冷たくて、気負わない、さっぱりとした一品。友との関係も、そんな関係であろう。涼しい気持ちになる句。(高橋正子)

【銅賞/3句】
★子かまきり柔らかき鎌を構えおり/多田有花
子どものかまきりも、親そっくりの姿。小さいながら鎌をもって、構えもするが、一つ違うのは、「やわらかさ」。生まれて間もない子かまきりの生命の柔らかさ、初々しさだ。(高橋正子)

★日傘買う母に合わせた花の色/高橋句美子
日傘を母にプレゼントする。柄や模様や色は、と考える。母に合わせた、花の色。花の色は読み手によって、想像される。(高橋正子)

★朝風に白鷺の来て田を占むる/柳原美知子
朝の田に、風が連れてきたようにたくさんの白鷺が降り立った。白と緑の印象が鮮やかで、田を占めるほどの白鷺に、目を見張るばかりだ。(高橋正子)

【高橋信之特選/7句】
★蓮の実の真青に雨の降りいたり/高橋正子
蓮の花が散り、瑞々しい青い実をつけた蓮池。静かに雨が蓮の葉を濡らし、実を濡らして青さを深めていきます。日本画を見るようです。(柳原美知子)

★日傘買う母に合わせた花の色/高橋句美子
母子の情が読み手に伝わってくるが情の甘さを感じさせない。そこがいい。(高橋信之)

★晴れの朝一気に蝉が鳴き始む/高橋秀之
上五の「晴れの朝」に続く「一気に」がいい。俳句ならではの良さである。(高橋信之)

★語り合う友とのひととき冷奴/高橋秀之
昔からの仲の良い友達と楽しい話し合いとさっぱりとした美味しい冷奴との対比が素晴らしいですね。 (小口泰與)
親しい友達と冷奴をつつき乍ら、語り合う景色が見える。隣にビールでもあるだろうか?楽しい句である。 (廣田洋一)

★雨宿りしているトンボ朝に会う/ 祝恵子
★蓮池に雲間の空の青ひろげ/柳原美知子
★朝風に白鷺の来て田を占むる/柳原美知子

【高橋正子特選/7句】
★子かまきり柔らかき鎌を構えおり/多田有花
誰が教えたわけでもないのに、子かまきりは身を守るために懸命に威嚇をしています。 (祝恵子)

★山清水リズム良く鳴る鹿威し/廣田洋一
何処かの山を背景にした庭園であろうか?こんこんとわき出す山清水に、鹿威しの音が涼やかで心地良い。 (桑本栄太郎)

★向日葵にわが丈抜かれ空の青/西村友宏
下五に置いた「空の青」がいい。読み手の眼にも鮮明に浮かんでくる「空の青」である。(高橋信之)

★山百合の白い蕾はすっとあり/高橋句美子
すっとありの下五が山百合の白くてかわいい蕾の様子を醸し出してくれています。(高橋秀之)

★夏空へ飛び立つ鳥の水しぶき/高橋秀之
河口の鳥でしょうか。飛び立つ時の水しぶきの勢いと涼しさが青い夏空へと広がっていくようで、しばし暑さを忘れ、やすらぐひと時です。 (柳原美知子)

★雨宿りしているトンボ朝に会う/祝恵子
★蓮池に雲間の空の青ひろげ/柳原美知子

【入選/8句】
★雲海のはるか眼下に道の駅/桑本栄太郎
雲海の切れ目に道の駅を見つけたのでしょうか。ひろびろとした景色が想像できます。(高橋句美子)

★サアーフインの板立てかけて小料理店 祝恵子
海辺の小料理店なんでしょうか。お店の近くに立てかけているサーフボードが夏の海の雰囲気を運んできてくれます。(高橋秀之)

★夜の色をまとう浅間や合歓の花/小口泰與
浅間山が次第に紺色を帯びる頃、合歓の花が優しい紅の花をひらく美しい景が眼に浮かびます。 (柳原美知子)

★父母もいて我は幼し蛍狩り/古田敬二
蛍狩りに故郷を思い、幼き日とうら若い父母の姿がまなうらに浮かびます。いつまでも蛍飛ぶ平和な故郷であってほしいものです。 (柳原美知子)

★シャッター街猫の見上げる江戸風鈴/西村友宏
寂しげなシャッター街。そんな所にもある江戸風鈴の風情。人間社会とは関係の無い猫がこのふたつを繋いでくれました。(高橋秀之)

★遮断機の踏切り開かず片かげり/桑本栄太郎
★渡し場のありしところや夏の川/多田有花
★走馬灯幼き時の遠い道/小口泰與

■選者詠/高橋信之
★蓮咲くと妻と出かけるバスの旅
蓮の花を見ようとご夫婦で出かけられる充実したお暮らしぶりがうかがえます。日常を離れてのバスの旅に心も弾むようです。 (柳原美知子)

★カンナ咲く山へと登る入口に
★今日あればまた明日があり梅雨降れる

■選者詠/高橋正子
★蓮の実の真青に雨の降りいたり
蓮の花が散り、瑞々しい青い実をつけた蓮池。静かに雨が蓮の葉を濡らし、実を濡らして青さを深めていきます。日本画を見るようです。(柳原美知子)

★電線に尾長よく鳴き梅雨夕焼
★山鳩の声は夏山より出でず

■互選高点句
●最高点(5点)
08.子かまきり柔らかき鎌を構えおり/多田有花
子どものかまきりも、親そっくりの姿。小さいながら鎌をもって、構えもするが、一つ違うのは、「やわらかさ」。生まれて間もない子かまきりの生命の柔らかさ、初々しさだ。(高橋正子)

※集計は、互選句をすべて一点としています。選者特選句も一点として加算されています。
(集計/高橋正子)
※コメントのない句にコメントをお願いします。

■7月月例ネット句清記


■7月月例ネット句清記
2019年7月14日
12名36句

01.金色の水面すくいて蛇泳ぐ
02.遮断機の踏切り開かず片かげり
03.雲海のはるか眼下に道の駅
04.真夜の風赤提灯を簾越し
05.走馬灯幼き時の遠い道
06.夜の色をまとう浅間や合歓の花
07.歯科医院出れば驟雨の始まりぬ
08.子かまきり柔らかき鎌を構えおり
09.渡し場のありしところや夏の川
10.晴れの朝一気に蝉が鳴き始む

11.語り合う友とのひととき冷奴
12.夏空へ飛び立つ鳥の水しぶき
13.父母もいて我は幼し蛍狩り
14.中学生カサブランカの香を抜けて
15.七月来時折寒き風吹けり
16.雨宿りしているトンボ朝に会う
17.サアーフインの板立てかけて小料理店
18.オクラ切る包丁にぬめりつけながら
19.カンナ咲く山へと登る入口に
20.蓮咲くと妻と出かけるバスの旅

21.今日あればまた明日があり梅雨降れる
22.汗ふいて缶コーヒーと富士の山
23.向日葵にわが丈抜かれ空の青
24.シャッター街猫の見上げる江戸風鈴
25.日傘買う母に合わせた花の色
26.山百合の白い蕾はすっとあり
27.山盛りの新茶お茶屋に香ばしい
28.蓮の実の真青に雨の降りいたり
29.電線に尾長よく鳴き梅雨夕焼
30.山鳩の声は夏山より出でず

31.山清水リズム良く鳴る鹿威し
32.梅雨曇り実り少なき畑かな
33.パリ祭や屋台連なる丸の内
34.蓮池に雲間の空の青ひろげ
35.朝風に白鷺の来て田を占むる
36.雨匂いイカ焼き匂う夜店かな

※互選を始めてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
選句は<コメント欄>にお書きください。

7月14日(日)


雨。きのうから暑くなる予報がはずれ、今日も涼しい。23度。
梅雨に疲れた。

深夜便、。リヒャルトストラウスの「ツラットストラはかく語りき」、「マーラーの5番」がかかる。5番のアダージェットはつい聞いてしまう。今年はオーストリアと日本の交流150周年だそうだ。世紀末ウィーン展があちこちで開かれる。クリムト、3歳で死んだ息子の肖像、見たかったが、先日クリムト展は終わってしまった。

●早朝、信之先生に起こされる。金蔵寺へ蓮を見に行くからついてくるように。
蓮は、蕾さえなく、巻葉が数本水から覗いているのがおもしろいくらい。帰り、あまり寄りたくないのだが、プチ・アントルメの喫茶店により、モーニング。コーヒーを飲んで、トーストひとかけ。家に帰って朝食のし直し。

●夕方句美子が来る。晴雨兼用日傘をくれる。色は薄いピンク。薄いピンクが似合う年寄りになっているそうだ。今は、差しやすいし、丈夫、主にはもったいないので、句美子のおさがりのミントンの日傘を使っている。

●7月月例ネット句会
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d

夏草の刈られてすぐに立看板     正子
ぎす鳴けり道より遠き草原に     正子
おおかたは狗尾草や分譲地      正子
 菊廼屋の吹寄せ
夏菓子に星と貝殻散らされし     正子
茗荷筍好きで多くを刻みけり     正子
蓮巻葉雨を素通りさせており     正子
雨だれを見たり聞いたり梅雨の寺   正子
夏寺の縁の厚木の古るままに     正子
山蟻も蟻と出会いぬ石畳       正子
カサブランカ暮らしの庭を清らかに  正子

7月13日(土)


晴れ。のち曇り、霧雨。きょうから普通の夏の暑さになる予報。家の中はまだ涼しい。25.5℃

●蓮を夕方見るのもどうかと思うが、蓮見に出かけた。午後3時半ごろから箕輪町の大聖院へ信之先生と。行き、バス。帰り、ジューススタンドで桃ジュースを飲んで、日吉駅からグリーンライン。蓮は、蕾、花、散りかけ、実、といろいろ見れた。

●オンラインバンキング、昨日から16日まで休み。結構休みが多い。バンクは何をしているのか?

●明日の月例7月句会、投句が集まりかけた。

蓮の実の真青に雨の降りいたり  正子
蓮の花おおかた石に散りにけり  正子
花びらの掬う形の蓮散華     正子
蓮蕾くれないを見せよく尖り   正子
睡蓮の蕾水に色を見せ      正子
蓮池の小ささ金魚飼われたり   正子
蓮の葉に夕べの風のゆらり立ち  正子
山の木々寺にかぶさり蓮咲くよ  正子
山家なり向日葵向き向きに咲かせ 正子
山の木も向日葵の葉もみどりなす 正子

7月12日(金)


曇り。22度くらい。

英語の本を自分の背丈の倍、3メートルぐらい読むことと、精読、日本語を英語に直すこと、この二つを車の両輪のようにすれば、英語力がつくとのこと。日本語も同じかな?言語の習得にはコツがありそうだ。

こがね虫朝の湿りし土つかみ      正子
生きているとも死んでいるとも黄金虫  正子
こがね虫緑かがやき死んでおり     正子
夏霧に霞めば街は遠い街        正子
夏霧に信号灯の街深し         正子
夏草に白き雨露かぎりなし       正子
いつよりかぎす鳴く草となりいたり   正子
洗濯の水も梅雨らしやわらかし     正子
駅花壇ベゴニア花をあふれさせ     正子
ベゴニアの花ふさふさと増えにけり   正子

7月11日(木)


晴れ、けれども日は薄い。午後から雨。

●お中元にそうめんをいただく。関東のお中元の季節にかなり慣れてきたが、まだ本当にはしっくりしない。
急いでお中元を送る。

ともしたる灯も濡れ梅雨の夜の庭  正子
梅雨の灯の明るし家にだれも居ぬ  正子
鬼百合に斑点ありて顔めけり    正子
ほおずきの葉のなきものを盆供花に 正子
夏菊の開いて大きな盆の供花    正子
梅雨の日は食もつれづれうなぎ飯  正子
うましとは江戸崎南瓜戦なし    正子
長梅雨の茄子の太らずてんぷらに  正子
水茄子と茶漬けと今日も普段なり  正子
梅雨薄日ハヤブサ衛星働けり    正子